どたどた

(っ˘ω˘)っ

2020年 印象に残ったゲーム

 2020年にあそんだ・積んだタイトルについて書いているので、2019年以前にリリース済のタイトルも多分に含んでいる。

 2017以前はこちら → http://d.hatena.ne.jp/dotk3_ameta/
 2018はこちら →  http://dotadota.hatenablog.jp/entry/2019/01/08/
 2019はこちら →  http://dotadota.hatenablog.jp/entry/2020/01/20/

1月: Reventure / レベンチャー 100のエンディングの伝説 (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231003104p:plain

 初出の2019年6月にタイトルのみ把握していたが、信頼するフォロワーの2019年ゲームまとめで取り上げられていたのに触発されて購入→10時間ほどで100のエンディング+αに到達。便利なアイテムを持てば持つほど重量によりジャンプ力が制限されていく&新しい結末を見るごとにその影響が世界に少しずつ蓄積されアクセス可能な範囲が増えていく、これら両システムの相互作用によるレベルデザインが絶妙で、100のエンディングを見るための100回以上の過程を最後まで飽きずに楽しむことができた。2020年1月末にSwitch版もリリースされており、気軽に手に取ってみてほしいタイトルのひとつ。オススメ。

1月: Orangeblood / オレンジブラッド (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231003837p:plain

 Reventureより先に購入していたが序盤で積み。製作者の嗜好が十二分に詰まった妥協のないピクセルアートからはただならぬ気迫を感じたものの、4Kモニタで楽しむには細密に過ぎ、それでいてゲーム内に等倍拡大表示の設定がなかったため調整途中で脱落してしまった。10月にリリースされたSwitch版で出直したいつもりではある。

1月: アーケードゲームタイポグラフィ (Offline)f:id:dotk3_ameta:20210102142254j:plain

 量にも質にも満足の一冊だった。n×nの制約内においても表現の幅は星の数。

2月: Coffee Talk / コーヒートーク (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231004216p:plain

 まいにち何杯も飲む身(9割はインスタントだけど)なので、それだけでプレイするのに十分な理由のあるタイトルだったが、私生活のどたどたにより中断しそれっきりになってしまった。扱うテーマ的にも今あそんでおきたい内容なのは間違いないので、XboxOne版(XboxGamePass対応)で出直したいきもち。↑のセリフもよりしっくり来るしね。

2月: 次女生誕f:id:dotk3_ameta:20210102142636j:plain

2月: バブルボブル4 フレンズ (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102142953j:plain

 Amazonサイバーマンデー限定特典のファイナルバブルボブルをダウンロードするために購入し、売却した。数日しか入手できないゲームがどれだけプレイされると思う?本編はダウンロード版がお手頃価格にでもなったら。

3月: グランブルーファンタジーVS (PS4)f:id:dotk3_ameta:20201231005000j:plain

 あまりにも有名なスマホ版は未体験のため見た目と雰囲気だけで突入したところ、フェリに完全にとっつかまったkawaii...友人との組手やランクマッチ特攻を通じて新しい格ゲーに1から入り込める気合も腕前ももはや無いなとあらためて実感させられつつ、それでもその過程は十分に楽しかったかな。RPGモードはSSDに換装したPS4Proでもなお長いロードが辛かったもののエンディングまではなんとか完走、今後の周回はPS5向けロード最適化待ち。

3月: I hate this game (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231005227p:plain

 100の異なる結末を持つReventureがあり、100の異なる過程を持つ本作があった。好きの反対は無関心と散々言い尽くされたし言い尽くしてきたが、本作に対するおれのきもちはHateだなんてとんでもない、単純にLoveであるよ。食べ終わった今は賢者モードなのでちょっとだけ待ってもらえるとありがたいけれど。

3月: Partial Recall (Music / Offline)f:id:dotk3_ameta:20210102143544j:plain

 SYMPHONIC DEFOGGERS, AKI, これらのなまえにピンと来るなら。

3月: ダブルドラゴン4 (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102144404j:plain

 タワー50階到達・全キャラ解禁までプレイ。内容的にはクラベ・エスラ氏によるレビュー以上に語れるものが正直何もなかったが、2017年のSteam版リリース直後にあそんだ際は嫌悪感すら感じていた進歩のなさが3年後のおれにはある種の癒しを確かに与えてくれた事実を書き残しておかねばならない。100円セールとはいえ態々Switch版を買い直してプレイし直す、そうしなければならない無自覚な何かがあったのだろう……。

3月: スペースインベーダー インヴィンシブルコレクション (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102144505j:plain

 Amazonプライムデー限定特典のスペースインベーダー'90をダウンロードするために購入し、売却した……が、それだけでは話が終わらなかった。本作の特装版には通常版にないタイトルが3本含まれているが、2020年末時点でダウンロード販売が行われているのは通常版のみのため、これら3本も入手困難(上記のスペースインベーダー'90のように入手不可能とまではいかないが)&プレイにはカートリッジが必須となってしまっている。数日しか販売されない限定特典を確保した後はダウンロード版が安くなってから買えばいいと思っていたおれは賭けに負けた訳だが、つくづくタイトー社は過去作を餌にしか思っておらずプレイさせる意図もされる期待も持ち合わせていないのだなという悪印象がますます強まったのは仕方なかろう?なお、2020年12月に海外では収録本数を「通常版からさらに絞った」バージョンである Space Invaders Forever というタイトルをリリースしているようだが特に感想はない。

4月: PCエンジン コアグラフィックス mini (Offline)f:id:dotk3_ameta:20201231005822j:plain

 当時のおれにとってPCエンジンメガドライブ以上に縁遠いゲーム機だったが、それはセガ好きな友人との距離の近さ&PCエンジン派の友人とのそれほどでもなさを表していたに他ならないといえよう。Wiiバーチャルコンソールで独特の凄味の片鱗に触れていたPCエンジン沙羅曼蛇をどうしても欠かすことができないと判断しコアグラフィックス版を選択した結果、発売当日に明かされた near Arcade 版により思いがけず楽しみが増えてありがたかったのだけど、事前に明かされていればこちらを選択していたのにという知人友人フォロワー達の嘆きを背にあそぶのは若干の後ろめたさもあった……。「まよったらりょうほう、ぜんぶ」とするにはバージョンごとの収録内容の差異が少なすぎて、ガワにこだわりがある各位にもないおれにも等しく厳しさがあったのだ。モノ自体は良くできていると感じられただけに際立つほろ苦さ哉。

4月: Q-Yo Blaster (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102150057j:plain

 デモも本編もピクセルアート全開の2Dシューティング。2018年1月にリリースされたSteam版には日本語がなく、当時はRym 9000に没頭していたこともあり積んでいたのでSwitch版での日本語ローカライズ記念に再購入。肝心の日本語品質はだいぶあやしいものの、翻訳のみにとどまらずUIデザイン等にも手を入れての対応には頭が下がる。なぜか海外Switch版は強制アンチエイリアス仕様になっていた(画像の左半分)が日本版ではきちんと改善されていた(画像の右半分)のもポイント高し。

4月: Xbox Game Pass (Xbox One / PC / Xbox Series X|S)f:id:dotk3_ameta:20210102150506j:plain

 ゲーム機向けゲームを対象としたサブスクリプションサービスの大本命。Xbox(サービス)をXbox(ゲーム機)のみにとどまらないサービスとして展開していくというマイクロソフト社の強い意志を感じるし、ゲームにおいても「手元に置いておくこと」の意義がまた一段と問われることになっていくのだろう。実際おれもパッケージで残しているタイトルのほうが少なくなってきているね……思い出さえあれば、記録さえあれば十分か、それとも?

4月: Saturn Quest: Shadow of Planetus (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102150659p:plain

 ピクセルアートに惚れて即購入するも日本語ローカライズ無しのまま遊びきる気力を維持できなかったシリーズ。続編の Saturn Quest: Blast Effect が今月中にリリース予定のようだ。 

4月: ITTA / いった (Switch)f:id:dotk3_ameta:20201231011059j:plain

 ピクセルアートに惚れて即購入したシリーズ、こちらは一応エンディングまで到達。公式の売り文句である「ボス戦に特化した弾幕地獄」については正直だいぶ粗削りで、ひたすらローリングしながら撃つだけの域を出なかったが、暖かみに溢れるピクセルアートで描かれる世界とその住人、そして全体に漂う死生観は唯々美しかった。無敵・攻撃力2倍といったアシスト要素が随時オンオフ可能で遊びやすいため、何かしら惹かれるものを感じたなら是非に。作者の公式Twitterも首尾一貫している。

5月: アーケードアーカイブス VS.レッキングクルー (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102151317j:plain

 ファミコン版はパズル要素が強く、リアルタイムで大層に熱中したものだったが、今回初めて触れたVS版はパズル性がほぼ皆無でアクション重視な印象、正直なところ味がしなかった……。今年リリースされた一連の任天堂アーケードアーカイブスには個人的に胸を打たれるものが無く残念だったが、令和の世に貴重な機会を与え続けてくれる同シリーズには感謝しかないので、今後の配信にも大いに期待している。

5月: FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION (Xbox One)f:id:dotk3_ameta:20201231011237j:plain

 2016年のPS4版では序盤からバトルに苦戦する有様で長らく積んだきりだったが、Xbox Game Pass対応(海外限定なので本体の地域設定を変更する必要がある)を機に再開、ロイヤルエディション特典をフル活用して本編クリア&サブクエスト全制覇までプレイした。元々 Versus XIII として開発されていた本作には13のみならず過去のFFシリーズ全般に対応する(呼応する)要素が散りばめられており、シリーズ作品をいくつかプレイして自分なりのFF観を確立しているひとであれば確実にどこかしら刺さるんじゃないかなと感じたので、原点回帰と謳われているFF16を期待して待っているような人にこそ本作はむしろ合うのかもしれない。いやしくもFFが数十年前の既存楽曲に頼るのかよ……と初回プレイ時は斜に構えて聴いた Stand by Me が100時間近くに及ぶ旅を終えた後の今はもう涙なしに聴くことができなくなってしまったよ。

5月: Anodyne 2 (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102151552p:plain

 2019年のリリース時に積み、このたび日本語ローカライズに対応したのを確認してあらためて積んだ。2013年マイベストゲームである前作は内省的でありつつも地に足のついた作品だったが、本作はさらに三千歩の深入りを要するようなので、準備体操しっかりしてからにさせてもらおう……。

5月: Celeste (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102151703j:plain

 「これはもうプレイするまでもなくおもしろいんだろうな」と避け続けているタイトルがメジャー・インディー問わず数多く在り、本作もまさにそのひとつだったが、自分の目で確かみてみる精神と真っ向から対立する概念であることは否めず、Switchいっせいトライアルを機にさわりの部分だけをさわさわした。案の定、抜群の手触りであり世間の好評価にも頷けるが、すべてのゲームに誠実であろうとするのはかえって不誠実の沙汰なのでな……。Smalltown の Superhero で在れたならまた違ったかもしれないが……。

5月: Helltaker (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231011639p:plain

 話題に乗って無料で最後まで楽しくプレイした後、パンケーキのレシピを購入した。今後あらためてプレイし直すことはほとんどないかもしれないが、パンケーキ(あるいはpixiv)を見て彼女達を思い返すことは幾度もあるだろう。

5月: 64.0 (Switch)f:id:dotk3_ameta:20201231011333j:plain

 信頼するフォロワー間で怒涛の盛り上がりを見せていたため手に取ってみたものの、あえなく撃沈させられたタイトル。Switch Pro コントローラ十字キーの弱点を実感させられたが、本当に限界なのはおれの身体能力のほうだろう。見たとおりに押すだけ、それだけのことがどうしても出来ない……くやしい!!

6月: itch.io Bundle for Racial Justice and Equality (PC)f:id:dotk3_ameta:20210102152532p:plain

 Justice とか Equality とか実際苦手で……ただ、ゲームのことを考えている間くらいは他の誰をも害さないでいられればとは。そう思っている間に妻子が泣いてりゃ世話ないけどな……。

6月: 世界のアソビ大全 (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102152808j:plain

 これまでどうにも覚えられなかった花札のルールをこれで覚えてやるぜと意気込むも、結局ルールを既に覚えているアソビばかり起動してしまうのでおれはもうだめだ。

6月: ナムコットコレクション (Switch) / NAMCO MUSEUM ARCHIVES (Xbox One)f:id:dotk3_ameta:20201231012408j:plain

 かつてWiiバーチャルコンソールにて、アーケード初出タイトルの家庭用ゲーム機向け移植版が一堂に介したことに感銘を受けたことがあった。最たる例はコナミグラディウスシリーズだが(上述のPCエンジン沙羅曼蛇に初めて衝撃を受けたのもこのとき)ナムコの一連の作品群もまさにそれであり、今回ファミコンナムコミュージアムとでも称すべき本作が令和の世にあらためて登場してくれたことは大変うれしい。地上絵がなくともゼビウスゼビウスなのだ。日本のSwitch版のみ独自仕様であり、XboxOne/PS4/Steam版や海外Switch版は収録形式もタイトルも若干異なるのが残念でもあり、しかしそこにもまた面白味があり。楽しめる差異はまるっと楽しんでいこうな。

 

6月: SKYCAT (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231012431p:plain

 ねこがかわいい以外はとりたてて見所のない横スクロールシューティングだったが、2019年にNOYO-!でプラスマイナス両面から鮮烈な印象を与えてくれた完全個人サークル MYAOSOFT の新作ということで手に取らずにはいられなかった。最新作「ねこローグ」がSteamに来たら起こして。

6月: Null Drifter (Steam)f:id:dotk3_ameta:20201231012502j:plain

 白黒2階調グラフィックによる全方位シューティングという時点でダブルおれ好みすぎたところ、いざプレイしてみるとショット以上にダッシュでの体当たりが重要な仕組みだったのでトリプルおれ好みになった……ここまで書いて思い出したのがXBLAで大好きだったDeath by Cubeときたもんで、こういうのが好きなんでしょと笑いかけられたら速攻オラつく準備がようやく整ったといえる。本分なはずのショットがあっというまに力不足になってしまうところまでも通じてしまっており、全方位シューティングだからと手に取った各位に受けが悪いであろうことは想像がつくのだが、そこにまでいじらしさを見出してしまったおれは……いいことしましょう(わるいことしましょう)。

 

7月: Dance Dance Revoltion A20 PLUS (Arcade)f:id:dotk3_ameta:20210102154552j:plain

 元気があればなんでもできる、そこに筐体がある限り……と思ってはいるのだが。

7月: トロとパズル (iOS)f:id:dotk3_ameta:20210102154650j:plain

 クロの公式ポケステアートが供給された記念。パズル本編のほうは新問題の追加が週2回に増加して以降まったく追いつけなくなったのを機に定期プレイを止めてしまったが、たまの病院での待ち時間の良き友に……そういえば2020年は病院での待ち時間がだいぶ少なめに済んだ1年でもあった。慢心、環境の違い……。

7月: auスマートパスプレミアム クラシックゲーム (iOS)f:id:dotk3_ameta:20210102154929p:plain

 従来の同種サービスと毛色の違いを感じられる第一印象だったので若干期待していたのだけど、iOSでのゲームパッド利用への対応予定が無いとのことで興味を完全に失った(サービス開始直後は認識してくれつつも利用できない状態だったが、しばらくして公式Q&Aに方針が掲載された)。バーチャルパッドでは刺身の妻にもならん。

7月: ミスタードリラーアンコール (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102155104j:plain

 ゲームキューブ版ドリルランドのアッパー移植がこのタイトル名でリリースされることへの違和感は今でもちょっとあるけど、いざプレイすればプレイするたび順当に面白いのでまあよし。でもやっぱりおれがプレイしたいのは純粋なアーケードモードというのが正直なところかな……ワールドツアーモードはちょっと違うのだ。

7月: DEATH STRANDING (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102155332j:plain

 4KであそびたいがゆえにPC版を待つと決めていたタイトルであり、いざ4Kであそんでみてその判断は間違っていなかったと感じつつ、それでもなおプレイを継続できなかった。時雨やバトルなどのシステム面から感じる負荷が今のおれには思いのほか重すぎたのか……積んだままにはしたくないのだけど。

7月: Carrion (Xbox One)f:id:dotk3_ameta:20210102155535p:plain

 異形に成れれば無双できる……そんなワナビーの甘い妄想に辛い現実を突きつけてくれるよいゲームだった。丸腰の研究員達が呻き声に恐慌をきたし逃げ惑う一方、貧弱なハンドガン1丁のみであれ対抗手段を失っていない人間は最後まで戦いをやめないし、しばしば異形のコアを正確に撃ち抜いて消滅させるのである。そんな彼らに屈することなく生き延びて最終進化を果たした暁には、その力を振るう相手がもはや居なくなっているのも絶妙な味わい。Xbox版/PC版がXbox Game Pass対応なのでさめないうちにどうぞ。

8月: The Last of Us Remasterd (PS4)f:id:dotk3_ameta:20210102155935j:plain

 Part II の極端な賛否両論ぶりに居ても立ってもいられなくなり、リマスターもあることだしまずは無印からと思い立ち最低難易度でもそれなりに苦戦しつつエンディングまで前のめりを維持したままプレイした。主要人物から雑兵に至るまで表情や視線の表現が大変よくできており、いわゆる不気味の谷に悩まされることがなかったのも感情移入に大きく寄与していた感あり。2013年(PS3版)にもうここまで演れてたのか……。

8月: The Last of Us Part II (PS4)f:id:dotk3_ameta:20210102160800j:plain

 とてもよかった。無印リマスターから流れを切ることなくプレイを続け、エンディングに到達した際は案の定えもいわれぬ虚無感に包まれた。様々な理不尽や暴力が休み無く襲い来ることこそ無印と共通だが、Part II のそれらは主人公のみならずプレイヤーの土台を常に揺さぶり続けるもので、無印のそれらとは性質がまったく異なるものだったため、極端な賛否両論が生まれていたことにも納得感がありつつ、ナンバリングでなく外伝だったら……と感じられる続編が少なからずある中で "Last" に対する Part II をこういう形で提示してきたことが自分にとっては無印以上に深く刺さったのが正直なところだ。ただ、発売前のプロモーションについては「プレイ前にこれ見てなくてよかったな」と感じたのも確かかな……無印には無かったタイプの不意打ちが大小入り乱れる、それ自体は悪くなかったのだけど、あの裏切り方だけは商売のありかたとして明らかに邪悪だったので……そんなわけで今からプレイするのであれば、事前情報を入れず無印から一気に、をオススメ。

8月: Nintendo Switch Lite (New Console)f:id:dotk3_ameta:20210102161128j:plain

 急に衝動が来たので勢いで調達、怒涛の転売ラッシュの中なんとか定価で確保。海外アカウントを絡めた複数台同時運用がめんどくさいので、対処法を自力検証するのに活躍してもらった。Microsoftアカウントのように各国ごとの通貨を保持したまま国籍切り替えができればいちばんよいのだけどねえ。 

9月: Microsoft Flight Simulator (PC)f:id:dotk3_ameta:20210102161347j:plain

 Xbox Game Pass 対応により迷わずつまみ食い、とりあえず自宅上空を飛んでみて満足した。日本語ローカライズ実施&Xbox Series X|S対応がたのしみ。

9月: STRIKERS1945II (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102161250j:plainwww.youtube.com

 2001年当時の自分にとって1997年製の本作は音ゲーの待ち時間にこいんいっこいれる程度の存在に過ぎなかったが、何度でもコインを入れたくなる魅力に溢れていたのもまた確かだった。それでも当時は自力でエンディングを見ることが叶わず、Switch版(2018年)でもSteam版(2020年5月)でも購入後しばらく打ち込んで結局あきらめる流れを繰り返していたのだけど、タイムラインに流れてきた見知らぬ誰かの達成報告に感化され再開、19年越しの初クリア(1周)達成。でかしたおれ。 侵略者の大群を単騎で撃退するのはロマンであり、インベーダーからなんとか無双に至るまで星の数ほどのゲームが作られ続けてきた中、ストーリー性も表現も極めて薄い本作を今からひとにオススメするのには無理があると頭では思いつつ、なんやかやおれの心をずっと惹き付けて止まなかったタイトルだったので気になったらゴーしてくれるとうれしいぜ。(Switch版はアップデートが途中で止まったようなのでSteam版のほうがよさげ)

9月: Spelunky 2 (PS4)f:id:dotk3_ameta:20210102161954j:plainf:id:dotk3_ameta:20210102161958j:plain

 たいへんよかった。ローグライクを2Dアクションに落とし込んだ作品としては前作の時点で既に完成していたと思うのだけど、より軽快かつ奥深い仕上がり具合にすっかり病みつきになってしまった。ランダム生成ゆえに理不尽な場面を100%避けきることは困難でありつつ、初見では理不尽にしか思えなかった仕掛けのセオリーを経験で見切って理不尽な未来をあらかじめ潰せたときの快感たるやじつにローグライクよ。日本ストアでの販売がSteam版のみとなってしまっていたのが大変残念だったのだけど、Switch版が2021年夏に来てくれそう&日本語ローカライズもされそうな雰囲気なので力強くオススメしたい。

9月: アーケードアーカイブス スーパーコブラ (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102162209j:plain

 センチピードに対するミリピード、スクランブルに対するスーパーコブラ……マイナーチェンジ版がオリジナルよりも順当に面白くなった例として挙げられる2大巨頭だ。アーケード版のみならずファミコン版の移植も実現する令和は、オリジナルのみならずマイナーチェンジ版の移植も実現する令和でもあった。大変ありがたいことである。

9月: スーパーマリオ 3Dコレクション (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102162325j:plain

 3Dアクションとアナログスティックに対する決定的な苦手感をおれに植え付けたのがスーパーマリオ64であり、音ゲー期の到来なども相俟ってシリーズに触れない日々が長く続いていた。その後3DSでようやく手に取ったスーパーマリオ3Dランドをおいしくいただけたので解呪には成功しているのだけど、移植されるなら本体とまた向き合うしかないよねと購入せざるを得なかった。案の定積んでいるがそのうち、そのうちな。

10月: SUPER MARIO BROS. 35 (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102162506j:plain

 お祭りタイトルなのでとりあえず踊ってはみた。これを延々続けたひとだけに見えてくる世界がきっとあるのだろうけど、それはひとにおまかせしとくよ。

10月: PicoPico (iOS)f:id:dotk3_ameta:20210102162617j:plain

 外部コントローラ対応、オンラインランキング対応と気合いの入った旧作リバイバルプラットフォーム。プロジェクトEGGと提供元が同じなだけに流石と感じる部分も多くあるが、くっ、可処分時間が足りない!あとエアロクロス、エアロクロスなんで?

10月: A Short Hike (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102163024p:plain

 とてもよかった。携帯の電波が入らない田舎でとりあえず山へ登ろうとなった後、一日に彩りを与えてくれたのは必要だったりそうじゃなかったりするさまざまな寄り道達にほかならなかったし、目標達成後の一日をどこで区切るか自分自身で決められるのもまた大切なこと。日々をよい一日にしていきたくなる、よい作品でした。

10月: Rogue (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102163058j:plain

 日頃ローグライクと連呼しながらも原点たる Rogue に触れられる機会には恵まれずに居た(こけももをRogue Clone II 日本語版から覚える程度には齧ったもののクローンはクローンでありオリジナルとは別物なのだ)ため、始祖のひとりである Michael Toy 氏が関わっていると報じられた際には正直かなり興奮した。リリース日が1985年表記なのは正直ピンと来ない(もっと前、初版リリースかUNIXバンドル時の表記でいいんでない?)し、完全アスキー表示でないのももう一歩に感じるけど、なんにせよ原典に当たれることのありがたさ……これに尽きる。

10月: はたらくUFO (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102163340j:plain

 満を持してのSwitch版リリースめでたし。スマホ版が悪かった訳ではなんらないが、慣れ親しんだパッドであそべるようになった事実がただただおれにやさしい。時間内にやっけられればやっつけでもクリアにはなる、うまいことやれれば報酬も上がるが時間を守れなかったら予選落ち……それでもこうやってやさしく教えてくれればさ……つくづくよいゲームです。

11月: Xbox Series X / Playstation 5 (New Console)f:id:dotk3_ameta:20210102163856j:plainf:id:dotk3_ameta:20210102164302j:plainf:id:dotk3_ameta:20210102163953j:plainf:id:dotk3_ameta:20210102164436j:plain

 ゲーム機は欲しいゲームが出てから買えばいい……12年前までは確かにそうだっただろうが、ダウンロード専売もすっかり定着した今では毎日が名も無き快作による不意打ちの連続だ。加えて旧作をより快適な環境で楽しめるとあれば、新作の少なさなど些事に過ぎない。いまだ収まる兆しの見えてこない転売禍は唯々腹立たしいが、一刻も早くひとりでも多くのプレイヤーの手に行き渡りますよう。

 

11月: Hotline Miami Collection (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102164155j:plain

 信頼の架け橋ゲームズによる新訳を引っ提げて急に来たので一も二もなく駆け抜けた結果、信頼はより強固なものとなった一方、旧訳のぎこちなさや最初期訳の荒唐無稽さに対する愛しさもまた一段と深まってしまったぜ。右のポッケにゃけしにぐの剣、左のポッケにゃまきれもなぎな剣、そのうえ口にくわえたるはことえる剣……ここで終わればめでたしめでたしだったのだが、「日本語であそべるのは~~版だけ」というのがそもそも良き差異と呼べるかというと……やはり🔧で語るしかないようだな……なんにせよ日本語訳の中でも一番ストーリーを理解しやすい品質で楽しめる版と思うので、未経験者も中退者もいっしょに虹の橋を渡ってしまえばいいさ。

12月: Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~ (Xbox One)f:id:dotk3_ameta:20210102164620j:plain

 縦横無尽にいたずらして回る(だけ)の内容を想像していたが、実際にはステージクリア型のアクションパズルに近かった印象。思っていたのとは違う料理が来た感は否めなかったけどもアートワークは徹頭徹尾すばらしく、Xbox Game Passで気軽に触れられてよかったかな。2020年末時点でPass対象から外れているのが惜しくはある。

12月: Cyberpunk 2077 (Xbox One)f:id:dotk3_ameta:20210102165501j:plain

 一人称視点が苦手だろうがなんだろうがコレに触れずして2020年を総括はできないという強い確信のもとプレイ。オープンワールドをあそぶセンスの無さ(スカイリムを200時間あそびつつメインストーリーを終えられていないという意味で)を遺憾なく発揮して案の定40時間で未クリアのままだがお楽しみはこれからだ。返金騒動にまで発展したコンソール版も Xbox Series X でプレイする分にはエラー落ちもほとんどなく、画質等のパワー面でぜいたくな不満が残りこそすれ世界に没頭するには十二分よ。表現規制の影響を無視できないタイトルなのでPC版にも手をつけたいし、X/PS5向けアップデートは下半期になりそうだしで、あの頃の未来とは長く付き合うことになりそうだ。

12月: Zup! Z (Steam)f:id:dotk3_ameta:20210102171122j:plain

 2019年12月リリースの Zup! F で Finale を迎えた筈が、まさかの大復活を遂げて登場したシリーズ16作目(異端児のZup! Arenaは配信終了済ということもあり含めず)。新作ごとに1つずつギミックが追加されていく流れも途切れず継承されており、ここまで来るととことん付き合いたい気持ちになっちゃうな。

12月: アーケードアーカイブス グラディウスIII ~伝説から神話へ~ (PS4)f:id:dotk3_ameta:20210102171258j:plain

 愛され問題児のアーケード版が満を持して登場。PSPグラディウスポータブル版で難易度設定を最低にするとスーパーファミコン版ライクな取っつきやすさで楽しめてよかったのだけど、今作はオリジナル版のテイストをより心地よく楽しむための工夫が充実している印象で、路線は違えど気合の入った移植+αぶりに頭が下がるきもち。今後のアーカイブスシリーズ展開にも大いに期待してます。

通年: beatmaniaf:id:dotk3_ameta:20210102151030j:plain

 遂にというかなんというか、20,Novemberをリアルタイムで演奏できない年を迎えてしまった……が、まだ放り出すつもりはないぜ……まだ……。

通年: リングフィットアドベンチャー (Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102171553j:plain

 当初は張り切って最高(30)にしていた負荷設定をある時期から完全にゲームと割り切って最低(1)にセットしたのと、争奪戦をかいくぐってパッケージ版からダウンロード版への移行に成功(パッケージ版は妹夫婦へ)したのが奏功し、たのしく継続することができたかな。次女生誕による可処分時間の削減は避けられず、最近はめっきりリングコン寝かせがちだけど。

通年: Nuclear Throne (Steam, PS4, Switch)f:id:dotk3_ameta:20210102161535j:plain

 Steamアーリーアクセス版に一目惚れした2014年4月から思えば遠くへ来たもんだ。Vlambeer が解散した後もなお The Struggles Continiues っちゅうわけや。何度かあきらめたクラウンコンプリートをPS4版にて実現すべく #一日一核 でまいるぞ。かなりの頻度で発生する遺跡脱出不可バグにはもうすこし手加減してほしいが……。

またね:f:id:dotk3_ameta:20210102171845p:plainf:id:dotk3_ameta:20210102171856p:plain